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2025年(令和7年)1月
生長の家広島教区教化部長 橋本 定子
合掌ありがとうございます。
広島教区各組織会員の皆様、新年おめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
昨年中は教区の光明化運動にご理解とご協力をいただき、「人間・神の子」「神・自然・人間は本来一体」の信仰を生活に表し、運動に実践して、少しずつですが地域社会に貢献ができましたことを、有難く感謝申し上げます。
私たちは、これからも、自己限定を破って他の福祉のために尽くす、丁寧なお世話活動を進め、教区が開催するオープン食堂へ知人・友人を誘って参加しましょう。個人の取り組みとして、出来る方は地域清掃をしたり、一汁一飯や家庭菜園などをして節約したお金でフードバンクの支援をすることもできます。そのような活動を通して、それぞれが暮らす地域の光明化に努め、ご縁をいただいた壮年層や新人が参加しやすいPBSのミニイベントやイベントを開催して人々との信頼関係を築いていきましょう。そうした丁寧なお世話活動から生まれた入会希望者には、地域組織が傾聴活動やお世話活動を親身に行っていきます。こうして、数の運動から質を高める運動へと転換し、神のみ心を現わしていきましょう。
また、若い世代の人々との交流の中で必要なことは、多様な生き方を受容する姿勢です。その一つが「ジェンダー平等」と「性自認」の考え方です。今の社会では、生物学上の性別よりも自分の性をどう捉えるかという心の問題―「性自認」の問題で悩む人々や、それらの人々を特殊扱いする問題が起きています。このような時にこそ、「人間は性によらず、すべて神の子である」という生長の家の教えは重要性を増しています。現在の生長の家が目指すジェンダー平等や性自認の考え方と教えの関係性を正しく理解しておく必要があります。そのために国際本部が発行した『"神の子"は性別によらず―生長の家白鳩会会則改正に伴うジェンダー関連問答集』の内容をよく理解し、丁寧なお世話活動を進めていきましょう。
総裁先生は、「明るい希望を見定めて」と題した新年のご挨拶で、次のようにお説きくださっています。
今年も予期しない事が色々起こるかもしれません。人々は予測できない世界を前にすると、不安になり、何か確かなものに頼りたくなり、そして、自信に満ちた人を見ると、その人について行きたくなり、その人の言うことを信じるようになります。このような心理が、インターネットの技術を通じて拡散し、増幅して、現在の世界の二分化傾向に拍車をかけています。このような動きを止めるため、今年は心の中で「不安」を飼い育て、「敵」を作ることを止めましょう、と提案されています。
今、世界は対立の方向に向かっているように見えますが、生長の家では、その逆の心境に立ち、行動をすることを進めています。共通点をきちんと認めて、相手の神性・仏性を引き出すのです。相手を否定したり、見放したりしない。「人間は皆、神の子」であり「仏性」を宿しています。それを認めて称賛することで、人々の神性・仏性はこの世界に顕れます。生長の家は立教以来、人生の「光明面」を見る「日時計主義」の生き方を提唱してきました。そして、確実に、私たちの人生には「明るい」こと、楽しいこと、そしてワクワクするような出来事が存在しています。
今年はヘビ年です。私たちは自分や他人の古い間違いからきれいさっぱり脱皮して、信仰心のもととなる「明るい希望」の方向を見定めて、共に前進していきましょう。再拝