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2023年(令和5年)6月
生長の家広島教区教化部長 橋本 定子
合掌 ありがとうございます。
間もなく梅雨の時期を迎えますが、会員の皆様には、日頃より人類光明化運動にご尽力いただき厚く感謝申し上げます。5月19日~21日に開催されたG7広島サミットでは、温暖化の抑制と世界平和の実現を目指し、世界の国々が仲良く調和して核兵器のない世界を実現するための様々な提言がなされました。
「人間・神の子、自他一体」の教えを受けた私たちは、地球社会の一員として、できるところから、自然と調和した倫理的な生活に転換し、その生き方を周囲に伝えていきましょう。
さて、広島教区の光明化運動の中心である教化部会館は、昭和56年(1981年)12月に落慶し、昨年で40年を迎えましたが、昨年はまだコロナの終息の兆しが見えなかったため、本年、6月11日(日)、教化部において、生長の家広島県教化部会館落慶40周年記念式典を開催することとなりました。思えば、41年間の長きに亘って、教化部会館は見真道場(いのちのゆには)であり、私たちの信仰の要でありました。
「『いのちのゆには』の神示」には次のように説かれています。
「見真道場とは真を見わす斎めの場である。『真』とは『生命の実相』のことである。斎めるとは迷いを除くことである。人は神の子であるから、その実相を見わせば病なく、悩なく、死なく、一切の不幸は無い。人の世は、神の子と神の子とが相寄って造っている世界であるから、その真実の相があらわれれば、人と人、階級と階級、国と国との争い戦いも自然に消える。実相をさとった人が少いために皆が苦しむのである。仮相を実相だと思い誤り、皆が苦しんでいるのが可哀相であるから、さきには智慧の光で迷を照破するために、聖典『生命の實相』を造らせたのである。これを読むだけで救われる人は余程神縁の深い人達である。此の神縁をおろそかにせずに人に伝えて尚々多くの兄弟を救うよう協力せよ。人はすべて神に於て兄弟である。人を救い道を伝えようと思えば、それが愛即ち神心であるから、その人に神は偕にありて神の言葉を其の人に話さすのであるから、自分はまだ人に話すだけの力がないなどと思わず、其の時に『生長の家』について思出したことを話せば、それが種子となって相手が救われる。人は種子を播きさえすれば好い。教えの種子は神が人の心の中へ吹き込むから、思い出すままに語ればそれで相手が救われる。人ひとりでも救うのは神の前に大いなる仕事である。此の事はだいじである。本だけ読んで悟れる程の境に達していない人のためと、人を救うために尚一層深く知りたい人のために、智慧の光に、愛の温さを加えて色々世話をやくように智と愛との十字で曼陀羅を織らせるのが見真道場である。(後略)」
このように、教化部会館は広島教区の光明化運動の中心として、数々の行事が開催され、私たちは、何代もの教化部長先生のご指導や信仰厚き先輩の方々の尊き菩薩行に導かれて、時代に即した運動を進めて参りました。
当日は、10時より生長の家広島県教化部会館落慶40周年記念式典を行い、その後、かつて広島教区教化部長として私たちをご指導くださいました、大下貞雄先生、長村省三先生、泉 英樹先生をお迎えしてお話をしていただくことになっております。皆様、楽しみにお越しください。
この広島県教化部会館落慶40周年記念式典を新たな出発点として、未来世代のために勇気と希望をもって、"新しい文明"の基礎を作るための運動を進めて参りましょう。再拝